戦後80年。広島、長崎においては、被爆80年の年です。これまで、広島の芸術家たちは、どれほどの“思い”をもって、作品と向き合ってきたのでしょうか。
「広島の街を歩くと、その地面の下や川の中に多勢の人達がいることを、足元からひしひしと感じる。」と、槇原氏は語ります。その感覚が彼の作品の根底にあるのです。
本展では、最新作２点をふくむ油彩画と、彼が近年取り組んでいる絵本の原画を紹介します。絵本の原画は、油彩画とは異なり優しい雰囲気に包まれています。油彩画と絵本原画の対比も楽しみながら、全ての作品に込められた「平和」への願いを感じていただけたら幸いです。